2016年03月12日
音の基礎知識③☆防音方法
みなさんこんにちは
前回の『音の伝わり方』で音には『空気音』と『固体音』があるとお話しましたが、
今回は第3回目ということで、音の『防音方法』についてお話をします
『空気音』を防ぐには・・・?
①防音材はより重く、より厚く
壁・床・天井の遮音性能は、使用材料の重量によって決まり、
重くて厚いほど遮音性は向上します

②壁を多重構造にする
遮音性を上げるためとはいえ、
壁をむやみに重く、厚くするわけにはいきません。
そこで、おすすめなのが、壁や窓を二重にする多重構造です。
中間の空気層にグラスウールを充てんして、遮音効果を高めます。
共振を防ぐため複合材の使用も効果的です

③ドアや窓のスキ間をなくす
ドアや窓のスキ間、換気口など、音の通り道になる箇所を
確実にふさぐ(パッキング、コーティング)ことが大切なポイントです
『固体音』を防ぐには・・・?
①家の構造を強固にする
軽量鉄骨造や木造の住宅は一般に剛性が低いので
構造体を伝わる振動が発生しやすくなりがちです。
鉄筋コンクリート造では剛性は高くなりますが
逆に遠くまで振動を伝えてしまうことがあるので注意が必要です
②床にクッションを敷く
足音や軽量物の落下音が下階に伝わるのを和らげるには、
カーペットや木質フロアーの下地に
クッション性のある材料(フェルトなど)を敷くのが有効です
③浮床で振動をシャットアウト
床と構造体の縁を切ること、つまり浮床構造にすることが、
音の侵入を防ぐのに大変効果的です。
さらに高度な遮音効果を得るために、
床・壁・天井を防振構造として建物から縁切りすることも行われます
いかがですか?
一般に、音を通さないことが防音だと考えられています。
しかし、遮音性能だけを高めても、部屋中に反射音がびんびん響いてしまい、
生理的な苦痛を感じるようになります。
快適な住まいのための防音には、音をはねかえすだけでなく、
音を吸収する吸音性能とのバランスが大切です
次回は『快適な音場作り』についてお話します

お楽しみに

前回の『音の伝わり方』で音には『空気音』と『固体音』があるとお話しましたが、
今回は第3回目ということで、音の『防音方法』についてお話をします

『空気音』を防ぐには・・・?
①防音材はより重く、より厚く
壁・床・天井の遮音性能は、使用材料の重量によって決まり、
重くて厚いほど遮音性は向上します


②壁を多重構造にする
遮音性を上げるためとはいえ、
壁をむやみに重く、厚くするわけにはいきません。
そこで、おすすめなのが、壁や窓を二重にする多重構造です。
中間の空気層にグラスウールを充てんして、遮音効果を高めます。
共振を防ぐため複合材の使用も効果的です


③ドアや窓のスキ間をなくす
ドアや窓のスキ間、換気口など、音の通り道になる箇所を
確実にふさぐ(パッキング、コーティング)ことが大切なポイントです

『固体音』を防ぐには・・・?
①家の構造を強固にする
軽量鉄骨造や木造の住宅は一般に剛性が低いので
構造体を伝わる振動が発生しやすくなりがちです。
鉄筋コンクリート造では剛性は高くなりますが
逆に遠くまで振動を伝えてしまうことがあるので注意が必要です

②床にクッションを敷く
足音や軽量物の落下音が下階に伝わるのを和らげるには、
カーペットや木質フロアーの下地に
クッション性のある材料(フェルトなど)を敷くのが有効です

③浮床で振動をシャットアウト
床と構造体の縁を切ること、つまり浮床構造にすることが、
音の侵入を防ぐのに大変効果的です。
さらに高度な遮音効果を得るために、
床・壁・天井を防振構造として建物から縁切りすることも行われます

いかがですか?

一般に、音を通さないことが防音だと考えられています。
しかし、遮音性能だけを高めても、部屋中に反射音がびんびん響いてしまい、
生理的な苦痛を感じるようになります。
快適な住まいのための防音には、音をはねかえすだけでなく、
音を吸収する吸音性能とのバランスが大切です

次回は『快適な音場作り』についてお話します


お楽しみに

Posted by 大谷楽器スタッフ at 22:00
│防音の豆知識