2010年01月30日
クラリネットのマウスピースについて

年が明けてから早くも一ヶ月がたちますね。
春が来るのが待ち遠しいです

さてさて今回は金管楽器ではなく木管楽器にスポットを当ててみたいと思います。
今回の内容はマウスピースの特徴と各部の機能についてお話をさせていただきたいと思います。
各部の機能とチェックポイント

チェンバーの容積
容積が大きくなると音色が暗く、重く、太くなり、小さくなると音色は明るく、軽く、細くなります。
バッフル
角度が大きいと暗めで落ち着いた音になり、小さいと明るく華やかな音になります。
パンク
高いと音質は艶やかになり弾力性も増しますが、その分抵抗感も増し、息の通りも悪くなります。
低ければその逆の結果になります。
ティップ・レール
広いとレスポンスが悪く音色が暗くなり、狭いとレスポンスが良く音色が荒くなります。
フェイシング
この部分が長いとレガートがかけやすく太い音になり、音程の融通もききますが、輪郭がぼけやすくなります。
短いと、音の切れが良く明快な音になり柔軟さに欠けますが、音程は定まりやすくなります。
ティップ・オープニング
広いと音量が豊かで柔軟性が出ますが、不安定になり荒くなります。
狭いと音量が出にくく柔軟性にも欠けますが、安定性は良くクリアな音になります。
以上のように各部の違いにより音や反応に差が出てきます。
皆様がお使いのマウスピースはいかがでしょうか?
ぜひともご参考にしてみてくださいね

Posted by 大谷楽器スタッフ at 17:00
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